SENKIN SLOW63

 

 

相模湾におけるスロージギングの歴史はそれ程長く無く、ロッドも限られた物を使って居ました。
当初、既存製品に何も不満は有りませんでしたが、長く使っていると、毎日変わり行く海の状況に対応出来なくなってしまいました。
春先に見られる速い2枚潮、重いずっしりした底潮など、例えるなら沢山あります。

果たして、今底が取れているのだろうか?
なんかモソって?
今触ったかな?
このシャクリでジグは動いているのか?

やりこんで行くと感じる違和感。
もう少し張りがあり、感度が上がらないのか?
極限まで拘りたいのは、絶対感度。
水深200、300、500メートルの世界。
どうなっているのか見た事は有りませんが、何か変化を少しでも感じる事が出来ないのか?
そんな事から製作に入りました。

ビンビンに感度重視で考えると、余計なコスメ&塗装は要らない。
ブランク剥き出しがなせる、絶対感度。
ガイドに乗せるエポキシも極限まで薄く。
PE1号から1,2号のライン設定なのでガイドは小さく、軽く。
ブランクはティップに高反発素材と粘りのあるバット。
そして一日中シャクリ続ける為に最軽量のブランク。

車で例えるならレーシングカー。
市販の車の装備は必要ない。
派手さも、必要以上のコスメも有りませんが求めていた1本になりました。

 

Mタイプ
長さ6フィート3インチ
適合リールは現在リリースされているスロージギングリールにほぼ適合します。
一般的な遊漁船で使いやすい長さ。
短くすれば、取り回し、軽量、感度は良くなりますが、シャクリの幅がやや足りない様な感じがしたので、この長さで決まりました。
船長仕様はオシア2000番クラスを使用しています。
推奨PE1号~1,2号
使用ジグ 200g~300g
水深150m~350mまでに使用
ターゲット 鬼カサゴ、アラ、キンメ、黒ムツ、赤ムツ。

Hタイプ
長さ6フィート3インチ
船長仕様はブルーヘブン
推奨PE1~1,5号 1000mは巻いて下さい。
使用ジグ 350g~500g
水深300m落ちるならどこまでも。
ターゲット 赤ムツ、キンメ、アコウ。

カスタム仕様に変更しチタンガイド仕様にすれば今以上の軽量化と高感度になります。

英盛丸船長 菊地雅志

英盛丸船長からロッド製作コンセプトを頂きました。

 

 

製作ヒストリー

ブランク作り
感度を優先し限りなく高弾性のブランクを作り上げました。しかし、折れてはいけないのです。高弾性でも折れないブランクを開発し採用致しました。

パーツ
内部パーツもクラス専用設計。当然、MとHでは外径も違います。極力、接着剤で肉盛りをしない物造りをしております。その結果、感度への素晴らしい影響となる結果が出るはず。
接着剤も使用箇所に異なる接着剤を使用してより感度を高めていく努力を致しました。

施工方法
細かな箇所一つ一つに感度を高める為の施工をしております。小さな事ですが集約すると絶対に大きな結果となると考えます。ティップ側には「ブランク・ガイド・スレッド・コーティング剤」以外は何も取り付けておりません。
例えば最近のロッドにはティプ側にネームが有り、それをコートするコーティング剤、飾り糸のピンスト、等が有るロッドが多いいと思われます。
しかし、感度にとっては必要の無い邪魔物です。塗装や余計な物が付属していると感度への影響は深刻な物になると考えています。
このロッドは深海へのチャレンジです。
必ず答えを返してくれるロッドを作り上げました。

オプション
このブランクと施工方法で更に感度を高めるのはチタンフレームとトルザイトリングです。
ノーマルに比べ、リング径は更に小さくなり当然、チタンフレームなので計量、このロッドのポテンシャルを最大限引き上げるパーツの一つです。
究極を求めるアングラーには必須のパーツとなるはずです。

製作者 坂田

 

SLOW 63

品番 全長
(cm )
継数
(本)
仕舞寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
JIG
(g)
適合ライン
(号)
カーボン
含有率(%)
税込み販売価格
(円)
商品コード
SS63M 187 1 バランス入 2.0 12.7 150-300 1-1.2 100 43,780 4571426220106

 

品番 全長
(cm )
継数
(本)
仕舞寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
JIG
(g)
適合ライン
(号)
カーボン
含有率(%)
税込み販売価格
(円)
商品コード
SS63H 187 1 バランス入 2.2 13.0 300-500 1-1.5 100 43,780 4571426220120