他社が余り使用しない高密度のグラスソリッドを採用、完全オリジナルを目指しグラスソリッド棒から削り出しを開始しました。
喰い込みが明確に出る穂先、波を吸収する胴、巻き上げ時にバラしにくい超スローテーパーのバット、ガイドや塗料等、想定される重量と鉛を乗せながら削りましたのでほぼ、理想の調子となりました。
この竿に重要なパーツは二つあります。
接着剤とバット、細見だが頑丈な超肉厚のバットを製造、しっかりと竿受けにキープされます。フェールールとブランク、バットとリールシートをきっちりと接着する高強度な接着剤を採用しました。
このブランクにきっちり仕事をさせるにはガイド位置とガイド数・ガイドサイズがキーポイント。
ガイド数が多くても駄目、少なすぎても駄目、大きなガイドが前にあっても駄目、試行錯誤を繰り返し、更に繰り返し調整をしました。
ガイドを仮組し負荷を掛け絶妙なバランスの数とサイズに仕上がりました。
中深海はスローメインでやり込んでいましたが、やはり餌釣りの中深海は非常に面白い。仕掛けも独特で針も10点、15点で群れにダイレクトに落とすと、
底物からの反応が直ぐに帰って来る。非常に効率の良い釣りですが、市販の中深海竿だと、重たく総巻のギラギラ系の派手な竿が多く、値段も非常に高価。
ルアーメインのアングラーにはやや受け入れがたい感じがしました。
もう少しシャープな感じでブラックに統一して、ルアーロッドぽい?ロッドが欲しいなと思っていました。
グラス素材が多い世界でも、誘いを手持ちでも出来る重さで根起こしが出来る信頼のあるブランクは無いかと?ビルダーに相談した所、かなり高価ですが良いブランクがありました。
総巻も余計な飾りも要らないので、このクラスの素材を使ってコストパフォーマンスが可能か?
他社ですとかなり高価な販売価格になるこの素材、ビルダーが1本1本削って丁寧な仕上がりでもこの値段なら、本物の中深場竿、初めての餌釣り入門には最高のロッドに仕上がりました。
長さ220mm
船長仕様リール ビーストマスター フォースマスター3000番
キンメ、黒ムツ、赤ムツならPE4号500m巻いて使っています。
錘は200号~250号
水深150m~400m
仕掛けは手作り仕掛け8~10本針程。
手持ちで誘いも可能です。
アコウ仕様なら
ビーストマスター9000番 (PE8号900m)
レオブリッツ750番(PE6号600m)
アコウならPE6号~PE8号900m巻いて使っています。
重りは300g~350g
やや錘負荷は掛かりますが、この水深では手持ちはしないのと、ラインを細くしているので対応出来ます。
PE8号ではアコウではかなりライトクラスですが、潮の影響を比較的緩和でき、軽い錘でも底が取れます。
水深380m~500m
何本も必要の無い、この手の竿を1本持っていれば、使い回しが出来、水深によって錘を変える事が出来るので非常に重宝します。
ルアーアングラーにはやや抵抗がある餌釣りもやってしまえば楽しい物。
是非チャレンジして欲しい思いと、食べる楽しみが本当に増え家族が喜びます(笑)
当船の餌方はルアーマン流れの方が多いです。
勿論カスタム仕様にし派手な飾り付けやアルミバット、ガイド変更、総巻などでオリジナルの1本を作るのもまた大人の楽しみかなと。
英盛丸船長 菊地雅志
品番 | 全長(cm) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 元径(mm) | 錘負荷(g) | 適合ライン(号) | グラス含有率(%) | 税込み販売価格(円) | 商品コード |
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DEEP | 220 | 2 | 181 | 600 | 2.2 | 14.0 | 200-350 | 4-8 | 100 | オープン価格 | 4571426220014 |